POE(Power over Ethernet) のメモ
wikipedia Power over Ethernet
http://telec.org/feature/feature13.html
電力を送る側の機器を「PSE」(Power Sourcing Equipment)インジェクタ
電力を受取る側の機器を「PD」(Power Device)スプリッタ
電力の供給には、データ線と電力供給線が共用である「オルタナティブA(TypeA)」と、UTPケーブル上の10BASE-T/100BASE-TXでは使われていない4本のピンを利用する「オルタナティブB(TypeB)」の方式がある。TypeAでは1・2・3・6番のピンを、TypeBでは4・5・7・8番のピンを利用する。IEEE 802.3afではどちらも、給電側機器 (PSE、Power sourcing equipment) は最大44–57(典型的には48)V/15.4Wで供給し、受電側機器 (PD、Powered device) は12.95Wを使えることになっている[1]。給電側機器は製品仕様としてどちらかのタイプを選択する事が出来るが、受電側機器はどちらのタイプからでも受電できる仕様にしなければならない。
PoEの電力供給方式は2つの方式がある•Type A(Altanative Aともいう )はお 互いの 有効なデータ・ペアを使用して 供給する方式(イーサネットでは、通常は橙と緑のペア 、ピン1,2 と 3,6 です)。•Type B(Altanative Bともいう )は予備のペアを使用して 供給する 方式(通常は茶と青のペア 、ピン4,5 と 7,8 です)です 。
・IEEE 802.3af
PDでの最大受電電力は12.95W
ケーブルでの損失を見込んでPSEからは15.4W以上
最大電流 350mA
使用対数 2対
※giga対応でない安価なものの多くがオルタナティブB(TypeB)を使用している
PSE (給電側) | ||
項目 | 最小値 | 最大値 |
出力電圧 | 44VDC | 57VDC |
最大電力 | 15.4W | |
検出時間 | 500ms | |
分類時間 | 10ms | 75ms |
Turn On時間 | 400ms | |
切断検出時間 | 300ms | 400ms |
PD (受電側) | ||
項目 | 最小値 | 最大値 |
入力電圧 | 36VDC | 57VDC |
最大電力 | 12.95W | |
最大入力電流(CLASS 0/3) | 400mA | |
最大入力電流(CLASS 1) | 120mA | |
最大入力電流(CLASS 2) | 210mA | |
Turn On電圧 | 42VDC | |
Turn Off電圧 | 30VDC |
・IEEE 802.at PoE+
PSE側の送電電力は34.2W以上
PD側の最大受電電力は25.5W
カテゴリー5e以上
伝送距離は原則として最長100m
最大電流 600mA
使用対数 2対
・ IEEE 802.3 bt(PoE++) 制定中 ※現時点ではIEEEで標準化されていない
電圧 52V
最大電流 1.7A
71W or 90W
使用対数 4対
・規格外 POE
パッシブPOE :passive POE
数百円の安いPSEやPDはほとんどがパッシブタイプです。
そしてほとんどの製品で、type Bの電源供給方式の
pin 4,5 +
pin 7,8 - になっています。
クラス | 受電機器 (PD) 最大電力 | 給電機器 (PSE) 電力 | ケーブル | 規格 |
---|---|---|---|---|
0 | 13.0 W | 15.4 W | Cat5e | IEEE802.3af |
1 | 3.84 W | 4.0 W | Cat5e | IEEE802.3af |
2 | 6.49 W | 7.0 W | Cat5e | IEEE802.3af |
3 | 12.95 W | 15.4 W | Cat5e | IEEE802.3af |
4 | 25.5 W | 30.0 W | Cat5e | IEEE802.3at (PoE+) |
5 45 40 W IEEE802.3bt(PoE++)
6 60 51 W IEEE802.3bt(PoE++)
7 75 62 W IEEE802.3bt(PoE++)
8 90.0W 71.3W IEEE802.3bt(PoE++)